明太子おばさんブログ

本当にいた珍客!!美容師の私が出くわしたクセの強いお客様と美容師のお話です

第八話 変身   整形中女

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みなさんは自分の顔にコンプレックスがありますか??

 

もっと鼻が高かったらよかった、二重にしたい、エラを削りたいなど

 

人によってお悩みはあると思いますが、「整形しよう」と思う方は少ないのでは

 

ないでしょうか?コスト的な面と整形の概念が全く違うという事が理由に挙げられるで

 

はないかと思います。

 

 韓国では整形がとても盛んで、プレゼントの代わりに整形費用を負担したり、

 

高校生の夏休みに整形したり、芸能人なんかも良く整形をしているとカミングアウト

 

していますね。整形にとてもオープンなんですね。日本でも「プチ整形」と言う

 

言葉が流行ったように少しずつ整形に対する概念も変わってきているように感じます。

 

 さて、今回はそんな整形中に来たお客様の話です。

 

その方はマスクをつけた状態で来店しました。若い子で20歳前後でしょうかね。

 

ヘアカラーをするのでマスクをとってもらうように言うと、

 

「今、鼻整形中で糸入っているんですよ。で、ちょっと腫れててきもいですよ。」

 

とのこと。さらっと整形をカミングアウトしましたね。彼女曰く、今は整形が普通で

 

周りの子はみんなやってるから抵抗とか全くないそうです。

 

私はそんな子が身近にいなくて、芸能人くらいしかやってないと思ってました。

 

お金もかかりますしね。こんな若い子がそんなお金を払えないと言う先入観もあり

 

正直驚きました。まあ、とりあえずカラーしようとマスクをとってくれたんですけど

 

そんなに違和感はありませんでした。整形の事実を聞いていなければ特に鼻を注目して

 

見ちゃう事はなかったと思います。

 

 施術も順調にすすんでよかったのですが、笑うと鼻が痛いらしく笑うたびに

 

涙を流していました。笑わせてはいけない、笑わせてはいけないと自分に言いきかせて

 

真面目な話題を考えたのですが、パッと思いつかず沈黙になってしまいました。

 

それが面白かったのか、彼女のツボに入り爆笑。

 

そして、涙、涙、涙、アイライングチャグチャで黒い涙になり、それ見てまた爆笑。

 

終始しんどそうな感じでしたね。

 

ちなみに整形費用は数十万円。仕事的に整った顔が有利らしく次は目を整形する

 

らしいです。それも数十万円。仕事のために整形するのか、整形のために仕事するのか

 

わからない状況ですね。

 

わかったことは鼻が腫れた時は笑ってはいけないと言うこと。

 

年末のガキの使いも鼻に糸入れてやればいいのに・・・・笑